#プロのひと工夫

手づくりアイスコーヒーで“涼”を。おいしい淹れ方とコツを公開

2023.7.26
暑い日に飲む、冷えたアイスコーヒーは格別なおいしさ。自宅でも、喫茶店やカフェで出てくるようなおいしいアイスコーヒーを淹れられたら最高ですね。そこで今回は、味の素AGF社の「レギュラーコーヒー」マーケティング担当の鈴木さんに、アイスコーヒーのおいしい淹れ方、コーヒー粉や淹れ方から生まれる味わいの違いを教えてもらいました。

アイスコーヒーの粉選びは、「挽き方」に注目!

自宅でアイスコーヒーを淹れるときにまず気になるのが、「どんなコーヒー粉を用意すれば良い?」。鈴木さんに聞いてみると、「ホットコーヒー用に選ぶときと同様、お好みの粉の種類やブレンド、また深煎りや浅煎りといった焙煎度合いのものを用意すればOKです」との答えが。苦みをお好みの方は深煎りを、酸味がほしい方は浅煎りを選ぶと良さそうです。今回使用した味の素AGF社の「煎」プレミアムドリップコーヒーの場合は前者であれば「濃厚」、後者であれば「香醇」を選ぶのがおすすめです。

さらに知っておくといいのが、コーヒー粉の「挽き方」だそう。「細挽きはしっかりとしたコク、粗挽きはすっきり、中挽きはその中間の味わいに仕上がるので、それもお好みで選びましょう。ちなみに『煎』は中細挽きなので、しっかりとした味わいのアイスコーヒーを淹れることができますよ」と教えてくれました。

「淹れ方」については「『急冷式』と『水出し』の2種類をおすすめしています。それぞれ仕上がりの味わいや一度につくれる量、完成までにかかる時間が異なるので、お好みやシーンに合わせて選んでくださいね」と鈴木さん。 ぜひアイスコーヒーづくりをマスターして、そのおいしさを味わってみませんか?

香り高くクリアですっきりとした味わいの「急冷式」

最初にご紹介するのは、お湯で抽出したコーヒーを氷で急速に冷やす「急冷式」です。一杯ずつ淹れるので、すぐに飲みたいときや、1人分もしくは少人数分を淹れたいときにもおすすめ。「煎」プレミアムドリップコーヒーのような、ドリップパックでアイスコーヒーを淹れるときも「急冷式」がよいそうです。

〇準備するもの

・ドリップコーヒー(コーヒー粉の場合、フィルター、ドリッパーも用意)
・氷(グラス8分目までの量。5~6個)
・お湯 100ml
・耐熱グラス(直径7~9㎝の耐熱グラス)

〇作り方

1. 耐熱グラスに氷を入れる。
2. ドリップパックをセットする(ドリッパー、フィルター、コーヒー粉をセットする)。
3. お湯を少量注いで20秒ほど蒸らす。
4. 残りのお湯を注ぎ入れる。

「『急冷式』で淹れたアイスコーヒーは、香り高くクリアですっきりとした口当たりが楽しめます。氷が入っているので、ホットで飲むときよりお湯は少なめに。ちょっと濃くコーヒーを抽出するイメージで淹れるのがポイント。また、最後に氷を入れるとコーヒーが飛び散ったり、グラスが熱くなっていて持ちにくくなったりするので、上記のように氷を先に入れておく方法がおすすめです」(鈴木さん)。

低温抽出ならではのまろやかさが楽しめる「水出し」

次にご紹介するのは、水でゆっくりコーヒーを抽出する「水出し」。「急冷式」に比べ、時間はかかりますが、一度にたくさんの量を作ることができます。

〇準備するもの

・コーヒーパック
・お茶パックにコーヒー粉(250mlの水に対し15g)を入れたもの、もしくは水出しコーヒーパック(1個)
・水(常温がベスト) 250ml
・ポット

〇作り方

1. ポットにコーヒーパックを入れる。
2. 水を静かに注ぎ入れる。
3. 冷蔵庫に入れて4~8時間かけてコーヒーを抽出。完成後にコーヒーパックを取り出す。

「低温でじっくりと抽出するため、まろやかな味わいに仕上がります。水は常温がベストですが、もし冷たい水でつくる場合は、抽出時間を少し長めに置いてくださいね。一人でたくさん飲みたいときや、大人数で飲みたいとき、マイボトルに入れて外に持っていきたいときは1ℓくらいでつくるといいでしょう。完成後は、必ずコーヒーパックを取り出すことを忘れずに!入れたままにすると雑味が出てきます。その日のうちに飲み切るようにしましょう」(鈴木さん)。

「煎」濃厚×水羊羹で、ひんやりおやつ時間

おいしいアイスコーヒーの隣にあるとうれしいのが、相性のいいお菓子。「『煎』の場合、香りが京番茶の持つ焙煎香と似ているため、和菓子との相性が良いですよ。『香醇』にはかりんとうやクルミ餅、『濃厚』にはどらやきやまんじゅうがぴったり。夏は、『濃厚』のアイスコーヒーに水羊羹を合わせるのが個人的におすすめです」と鈴木さんが教えてくれました。ひんやりアイスコーヒー×ひんやりおやつで、涼しいおやつ時間を過ごせそうですね。 簡単な水羊羹のレシピはこちら

“淹れたて”、“手づくり”ならではのおいしさを堪能

ボトルコーヒーや缶コーヒーにはない、淹れたてのおいしさが味わえる手づくりアイスコーヒー。初心者が自己流でつくると濃すぎたり、薄すぎたり……といった失敗が起こりがちですが、ご紹介したつくり方ならその心配もなさそうです。まだ続く暑い夏、手づくりアイスコーヒーで、“涼”を感じませんか?

インタビューした人
味の素AGF株式会社
コンシューマービジネス部
マーケティング第2グループ
鈴木 貴博

「レギュラーコーヒー」商品のマーケティング担当。珈琲を通じて生活者の「ココロ」と「カラダ」の健康に貢献したいという想いで商品開発をしています。趣味はスーパーマーケットで様々な商品を見て回ること。