#プロのひと工夫
スパイスは3つだけ。印度カリー子さん直伝・基本のチキンカレー
実は気楽なスパイスカレー。炒め物感覚で作れます!
カレーの香りが生まれる3つのスパイスとは
3つのスパイスで作る!「基本のチキンカレー」
おいしく仕上げる3つのポイント
①玉ねぎは飴色を通り越して、こげ茶色になるまでよく炒める
②ヨーグルトはよく混ぜてなめらかにしてから入れる
③味の調整は、最後に塩で行う
〇材料(4人分)
玉ねぎ 1個(200g)
トマト 1個(200g)
にんにく 1かけ分
しょうが 1かけ分
水 100ml
プレーンヨーグルト 100g
(加糖タイプのヨーグルトを使った場合は、ほんのりと甘さがつきます)
サラダ油 大さじ1
塩 小さじ1
ターメリック 小さじ1
クミンパウダー 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1
★辛みをつけたい場合 お好みで
チリペッパー 小さじ1/2
ご飯 適量
※にんにくとしょうがは、市販のチューブタイプでも可(チューブタイプの場合は各小さじ1)。
※チリペッパーは、一味唐辛子でも可。
〇作り方
1.玉ねぎ、にんにく、しょうがをみじん切りにする。鶏肉はひと口大に、トマトはざく切りにする。(みじん切りは、チョッパーで行うのがおすすめ)ポイント①
・玉ねぎは飴色ではなく、”こげ茶色“になるまでしっかりと炒めることで、カレーの味に深みやコクが出る。(玉ねぎの色が佃煮やプリンのカラメルソース、黒糖かりんとうのような色になるまでよく炒めること)
・玉ねぎが飴色になってきた段階で、水分を抜くようにヘラで押しつぶしながら炒めると完成時に自然なとろみがつく。
・時間がないときは、玉ねぎのみじん切りを電子レンジで少し加熱して水分を抜いてから炒める。あるいは、市販の炒め玉ねぎを、数分炒める。
ポイント②
ヨーグルトは、よくかき混ぜてなめらかにしてから入れるとダマにならず全体によくなじむ。
ポイント③
味見をして「何か物足りない」「味が決まらない」と感じた時は塩不足。少しずつ加えて混ぜ合わせていくと味が落ち着き、香りを感じやすくなる。このとき、スパイスを足さないように注意(スパイス自体に味はないため、スパイスを足しても味は変わらない)。
アレンジ次第で、無限に広がるおいしさ
スパイスの香りと具材のうま味が相まって、絶妙な味わいを織りなす「基本のチキンカレー」。きっと、「こんなに簡単に本格的なスパイスカレーが作れてしまうなんて!」と、うれしい驚きと発見があるでしょう。「『基本のチキンカレー』に慣れたら、カルダモン、シナモンなどのスパイスを追加して香りの違いを楽しむのもいいですね。鶏もも肉の代わりに豚ひき肉や鶏ひき肉を入れてキーマカレーにしたり、ヨーグルトの代わりにココナッツミルクを入れてさらにエスニック感をアップさせたり……とアレンジ次第で、味わいは無限に広がりますよ」(印度カリー子さん)。ここは、奥深きスパイスカレーの世界への入り口。まずはそのおいしさを気軽に味わってみませんか?