コラム いきいきアドバイス

「野菜だし」を作ってみよう!

皆さんは「野菜だし」ってご存じですか? 野菜だしとは、文字どおり野菜を使った“だし”のことで「ベジブロス」とも呼ばれます。普段は捨てている野菜くず(皮やヘタ、種の部分など)を水から煮出して、だしをとるだけの簡単なワザ。皮やヘタ、種などには、植物が体を守るための成分や、成長を促す成分が含まれているため、健康にも良いといわれています。

早速、作ってみましょう!

【1】
よく洗った野菜くずを鍋に入れ、材料が十分に浸る量の水と、ごく少量の料理酒(野菜の臭みを取り、うまみを引き出すため)を加えます。

POINT:どのような野菜をどれくらいの割合で混ぜるかによって、だしの味わいや色味も異なります。

【2】
20~30分ほど弱火で煮た後、ざるで濾(こ)せば出来上がり!

POINT:鍋の代わりに、炊飯器を使ってもよいでしょう。

まろやかな味わいで、味噌汁やスープなど、いろいろな料理に使えそうな野菜だし。

いかがでしょう。きれいな黄金色や褐色で、まろやかな味わいの野菜だし。玉ねぎの皮やセロリの切りくず、ニンジンのヘタ、パプリカやカボチャの種など、そのときに使った材料で風味が異なるのも面白そう。愛好家も増えている野菜だし、ぜひ皆さんもお試しくださいね!