特集 1 なるほど! 健康レポート

疲れにくいカラダを目指す!
元気アップのために心がけたいこと

疲れを感じている人は約6~7割

「最近、なんとなく疲れがたまっていると感じる」
「毎日の生活の中で、なかなかだるさが抜けない」
「せっかくの休日もグッタリしてしまう」

年齢を重ねるにつれて、こうした「疲れ(疲労)」を感じることが多くなるのは、決して珍しいことではありません。ある調査によれば、日本人のおよそ6~7割が疲労に悩んでいるといわれています。そこで今回は、疲れやすい毎日から抜け出すためのコツをご紹介しましょう。

※出典:味の素(株)「健康ウォンツ調査」(2014年)

疲労がたまらないように、こまめなケアを心がけたいですね。

一日の生活の中で、疲れにくいカラダを目指すためのポイント

朝から夜にかけて、日々の生活の中で心がけたいポイントは何でしょうか?

朝は頭とカラダにスイッチを入れる

朝、起きたらカーテンを開けて日の光を浴びましょう。そうすることで体内時計(体内に組み込まれた生体リズム)がリセットされ、頭とカラダも目覚めます。

毎日、ちゃんと朝食をとっていますか? 脳や身体活動のエネルギー源となる糖質のほかに、たんぱく質やビタミン・ミネラル類などもバランスよく摂るようにしましょう。

日中は適度な休憩を入れる

日中、仕事や家事などで活動している合間に、適度に休憩をとりましょう。特に、デスクワークなどの場合は体を動かさないので疲れていないと思いがちですが、脳や目の疲れ、ストレスをためないためにも、しっかりと休みましょう。

デスクワークが主な方は、休憩時間や昼食の後などに、その場で簡単なストレッチをしたり、少し歩いたりして体のめぐりを良くするのもよいでしょう。疲れがたまるのを防ぐとともに、気分転換にもなります。

夜は質の良い睡眠に向けて準備を

入浴タイムをシャワーで済ませることが多い方には、熱過ぎない適度な湯温のバスタブにゆったりと浸かることをおすすめします。日々のストレスなどで乱れがちな自律神経を整えて、おだやかに一日を終えましょう。

疲労回復の最も効果的な方法のひとつが、質の良い睡眠です。入浴後、1~2時間ぐらいを目安に床につくと、深部体温(身体の内部の体温)が下がっていくタイミングで入眠できるので、質の良い睡眠が得られやすくなります。

休日の過ごし方はリフレッシュも忘れずに

休日をただゴロゴロと過ごしていると、かえって疲労感が増してしまうことも。適度な運動をしたり、出かけたりすることで、心身共にリフレッシュする効果が期待できます。

疲労には、外出や運動などによる「カラダの疲れ」と、ストレスや長時間のデスクワークなどで生じる「頭の疲れ」があります。この2種類の疲労が組み合わさって日々たまっていくと、「疲労感」となってあらわれてきます。「頭の疲れ」と「カラダの疲れ」が積み重ならないように、活動と休息のバランスを上手にとりながら過ごしましょう。