厳しい寒さも和らぎ、春の陽気に誘われて外に出かけたくなる頃。でも、冬の強風や、屋内外の空気の乾燥などのせいで、私たちの肌にも知らない間にダメージが残っているかもしれません。いきいきと健やかな肌を保つためには、何が大切なのでしょうか?
体全体を覆っている皮膚は、表皮と真皮という層によって形づくられています。そして、表皮の一番外側は、わずか0.02mmほどの薄さの「角質」と呼ばれる層になっています。実は、この角質層こそが、外部からの刺激や異物などの侵入から体を守る、「バリア機能」を担っているのです。
角質層の細胞内にある「天然保湿因子(NMF)」には、肌のうるおいやバリア機能を保つという大事な役割があります。また、角質層を含む表皮の部分は、常に新陳代謝を繰り返して、肌にダメージが残らないように働いています。ところが、肌にとって過酷な環境にさらされたり、年齢を重ねるにつれて、肌本来のバリア機能が低下し、次第にダメージが蓄積されやすくなるのです。
肌の角質層には「バリア機能」という大切な働きがあります。
肌の健康を維持するには、日頃のケアや食事の栄養バランス、生活習慣を整えることが大切です。
顔だけでなく、普段見過ごしがちな部分の肌の状態もチェックしてみましょう。
新年度は、初めて会う方と接することも増える時期。いきいきとした肌で、相手の方にも好印象を与えたいですね。