寒さのせいで屋内にこもりがちな季節は、どうしても運動不足になりやすいですね。お正月に食べ過ぎてしまったので、体を動かそうと思っても、何だかおっくうに感じてしまう……そして、気がつけばおなかがポッコリ、という方もいらっしゃるのでは? それは、「代謝」が低下しているサインかもしれません。
呼吸や体温の調節など、ヒトが生命活動を維持するために必要なエネルギーのことを、「基礎代謝」と呼びます。この基礎代謝は年齢とともに低下するといわれていますが、その原因は主に筋肉量が減ることによるもので、自然の摂理といえるでしょう。また、若い頃より太りやすくなる、いわゆる“中年太り”は、基礎代謝の低下が原因のひとつです。基礎代謝によって消費されるエネルギーが減ってしまい、太りやすくなるのです。
加えて、あまり体を動かさない生活スタイルは代謝の低下を招きます。体を動かす(=身体活動)ことこそが、肥満や疲労感を防ぐカギとなるのです。また、代謝が低下すると、肥満だけでなく、「手足が冷えやすい」「むくみやすい」と感じることもあります。そうなると、体を動かすのもおっくうになり、さらに太りやすい、疲れやすいといった悪循環に陥ってしまう可能性も。アクティブでスマートな毎日のためにも、代謝をアップさせる生活習慣を身につけたいですね。
代謝が低下すると、体を動かすのがおっくうに感じることも。
冬太りを解消しようと、食事を極端に制限して運動もしないでいると、筋肉量が減ってしまい、代謝も低下します。すると、たとえ一時的にやせたように見えても、リバウンドしてしまう可能性が高くなります。代謝をアップさせるには、食事や運動、生活習慣といった面で、次のような心がけが大切です。
代謝をサポートしてくれる食材を積極的に摂りましょう。