#おてがるな絶品

朝食が楽しみに。休日の“ついで仕込み”で、野菜だしおみそ汁

2023.2.15
忙しいと適当になりがちな朝食を、贅沢に楽しんでみる。休日の料理のついでにできる、“ついで仕込み”で、平日の朝でも、野菜のうま味たっぷりのおみそ汁がつくれますよ。今回は、おいしい、野菜をムダなく使い切れる…と、良いことづくしのレシピをご紹介します。

「ベジブロス」があれば、忙しい朝も楽しみに

今回ご紹介するのは、野菜の切れ端や皮を使った「ベジブロス」。気負わずに、休日の料理の”ついで仕込み“でつくれますよ。ベジブロスをつくっておけば、平日の忙しい朝でもすぐに絶品おみそ汁が完成するので、きっと朝起きるのが楽しみになるはず。野菜を余すことなく使うので、体にも地球にもやさしいおみそ汁です。

野菜を丸ごといただく「野菜だしおみそ汁」

ベジブロスは、野菜の切れ端や皮などを水から煮込んでつくる“野菜だし”。野菜のうま味や甘みだけでなく、野菜の栄養も一緒にいただくことができる、うれしいおだしです。本来は捨ててしまう部分を使うので、フードロス削減にもなります。スープやカレー、シチューなどのベースに使えますが、おみそ汁にもおすすめ。ベジブロスが、味のしっかりとしたみそをほどよく和らげ、奥深い味わいにしてくれます。

便利ポイント

・休日の“ついて仕込み”で、平日朝の準備がラクになる
・料理で出る野菜の切れ端や皮を有効活用できる

〇ベジブロス材料(4杯分)

<ベジブロス>
にんじんの皮 1本分
キャベツの芯 1/4個分
玉ねぎの皮 1個分
長ねぎ(青い部分) 1本分
水 1.2L
酒 小さじ1

※上記の野菜のほかに、大根の皮・かぼちゃのワタ・じゃがいもの皮などを使ってもおいしくつくれます。風味、色づきが良くなるので、にんじんの皮はぜひ入れましょう。一方、苦味やえぐみが際立つ、ブロッコリーの芯・ピーマンの種ワタ・きゅうりのヘタ・春菊などはおすすめしません。

〇作り方

皮や芯を取り除いた野菜や日頃から余った野菜は、おみそ汁の具材としても重宝します。それぞれ食べやすい大きさに切ってジッパー付き保存袋に入れて冷凍しておくと、使いたいときにすぐに取り出せて便利です(保存期間は冷凍庫で2週間が目安です)。
1.鍋にベジブロスの材料をすべて入れて沸騰させる。
2.弱火にして20分ほど煮たら、火を止めてザルで野菜を濾す。
3.粗熱が取れたら保存容器に入れて冷蔵庫で保存する(保存期間は冷蔵2~3日が目安です)。
4.鍋にベジブロスを入れて火にかける。お好みの野菜や食材を加えて、弱火で2〜3分ほど煮たら、みそを溶き入れる。

心地よい1日の始まりは、絶品おみそ汁から

野菜の甘みをほんのりと感じる、奥深い味わいの「ベジブロスおみそ汁」。野菜の風味に、みそがしっかりと主張してくれるのでいつでもおいしく仕上がります。普段は捨ててしまう野菜の切れ端や皮を有効活用できるというのも気分があがりますよね。忙しい平日の朝、しみじみとおいしい一杯でスタートしてみませんか?